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- それは、核燃料サイクルが仮に回ったとしても、高レベル廃棄物は、どう頑張ったって出てしまうもので、その管理には大甘に見積もっても100年、素で考えると万年単位の時間掛かる、とまぁ、そういう事を知ったときで。
- 核燃料サイクルが仮に回ったとして、核燃料の再処理工場自体、運転をしていくにつれて、施設自体が「放射化」して廃棄物と化していく訳で、例えば水の再処理なんかとはワケが違う、と。
- てか、そもそも寿命の尽きた原子力発電所自体、「廃炉」なんて言ったって、実際の所は「モスボール」しておくしかなくてさ。解体廃棄なんて、どうやって進めりゃいいのか、まだ目処が立っていないと思うんだな。(廃棄先をどうするか、ってのが一番のネックなんだろうな)
- ま、それから結構な時間が経つけれど、核燃料サイクルはちっとも回ってないって言うか、世界でもキチンと回せている国なんて無いんじゃないのか、と。
- また、その当時、原発問題界隈で話題になっていたのが、蒸気を通すパイプが「応力腐食割れ」を起こして危ないだとか危なくないだとか、という議論があったんだが、ガキの俺からしたら「えーっ、高温高圧の蒸気が通る「だけ」*1のパイプの挙動が、設計時に予測できないのか、と。
- ま、だからと言って、「今すぐに」原子力発電を全廃、なんて事はすべきじゃないと思っているけどね。出来る事といえば「壮大な後退戦」しかなくてな。
- つか、新エネルギーは使い物にならん、と即断する人多い気がするんだけど、まぁ電事連やら外郭団体やら、原発関連に毎年流れる金の10分の一でも新エネに投資されると、チョッとは結果が変わってくるんじゃないかと思うんだけどね。
- てか、新エネを、今の「大規模集中発電と大規模送電網」と同様に運用しても、まぁ上手くは行かないだろうな、と思っていて。発電量に増減がある*2新エネは、蓄電・送電にも新技術を投入して電力システムを全更新する位でないと意味無いよな。
- そこら辺、政策的に上手くやれば、景気対策にもなるんじゃないのか、と思うんだけどな。