帰ってきて

朝からスカパーの鈴鹿日本GPの再放送を見ているんだが。
今丁度、ドライバーズパレードを見ているんだが。


現物は、現地で見ていたし、可夢偉選手がスタンド前でわざわざ車を降りて応援席に応えていたのも知っている(つか、目の前だったので、みんな総立ちで拍手で応えたのだけど)のだけど。


CSのオグタンの解説に「へぇ」と驚かされる。
鈴鹿はドライバーズパレードは、ドライバー一人一人に、縁のあるクラシック・カーが割り当てられるんだけど。
富士で行われていた時は、正しくトラックの荷台にドライバー達を「積んで」、パレードとしていて、オレなんかは、まぁなんと情緒というか風情に欠ける演出なんだと、開催している親会社らしいよね、と苦笑したもんなんだが。
けど、小倉氏によると、どうもソレはFIAだかFOCAだかの方針だと。理由としては、「進行上の都合」という、なんとも味気ないものらしい。


では、なんで鈴鹿では、まだクラシックカーでやっているかというと、2年前、富士から日本にGPが戻ってきた時、やはり興行側から「トラックでしなさい」との指示があったらしいのだが、鈴鹿側がソレを拒否して、何とも風情のあるクラシックカーによるパレードが残っている、と。
鈴鹿側が興行側を説得した理由としては、
クラシックカーによるパレードは、「鈴鹿の伝統」である。
・日本では「(パレードに適した)いい車」を集める事が出来る。
という事らしい。


いやね、これは素晴らしい。
趣味的にもそうだし、例え興行側であろうが西洋人であろうが、下らない「合理化」には理由を付けて反対する、結果、「良いもの」が残る、というのは全く「正しい」と思うよ。


目の前で可夢偉が車を降りた時に、しんがりのメディカルカーから「スーツの人」が降りてきてゴニョゴニョやっていたみたいだけど。
まぁ、「困りますよ可夢偉さん」って所なんだろうけど、そういうのには、今年の日本には必要なんだ、とか言えばいいと思うよ、うん。