日曜が

雨の予報なので、今日のうちに走っておく事にする。
いつもの短い方のコース、35kmほど。毎度書くように交通量が多めなんだけど、雨には勝てないんで仕方が無い。それでもまぁ、気分良くは走れた感じがする。赤信号で車列の先頭にあえて立たず、成り行きの位置で止まる様にしていたので、クルマに追い抜かされるのが少なかったというのもあったかもね。


そういや、学生の頃に自転車に乗るのが億劫になったのも、クルマの交通量が多くてヤになった、ってのがあるな。ショップの競技チームや体育会系クラブだったら、交通量の少ない練習コースなんかが受け継がれてるんだろうけど、自分は一人で走っていたからなぁ。ウン十年前だから、そういうチームとかクラブなんかも少なくて、敷居が高かった*1しね。
兵庫の六甲山の連なりの南側に行けば、快適に走れる環境だったんだけど、ソコに行くまでに交通のチョークポイントがあって、時間を外すと自転車でさえ渋滞で止まってしまうとか、今はどうか知らないけど、ウン十年前はその辺は新興住宅地がどんどん作られている時期だったんだろうか、走ってる車の半分は土砂を運ぶダンプだったりで、「うーん、楽しくないな」と。


能勢電日生中央まで行くのがホネたったよなぁ、とか、名塩辺りはどこも道が狭かったよなぁ、とウン十年後の今、グーグルマップで見てみると、当たり前だけど全く様変わりしていて、あのチョークポイントが何処だったのかさえもう分からない。
しかし、こうやってグーグルマップで地図、地形図、衛星写真と切替て見ていると、当時のコースよりもっと走り易そうなルート見つけたり、当時、新コースを開拓しようと走り始めたら延々上りで、これはどれだけ続くのか分からん、と諦めたコースが、実はもう少し走るとそんなに悪くなかった、とか情報量が桁違いだね。
IT革命バンザイですな。

イタリアGPの予選では、

可夢偉が評価出来る走りが出来て良かったですなぁ。
チームメイトに約1秒差、ライバルのマルシャ2台*2を食って、ロータス勢にコンマ15差なので、文句なしですな。


とは言え、だからと言って浪花節的にこれからもケーターハムで頑張って、なんて風には俺はこれっぽっちも思わないけどね。水面下で来シーズンのシートの争奪戦が繰り広げられているんだろうし、こういった可夢偉本人のパフォーマンスを認めてくれるチームが無いかな、とは思うけど。(ザウバーが、なんて話もケーターハム同様の腰掛けくらいの価値しかないと俺は思うしな。)


ま、けど、“アカン”チームやクルマでも、腐らず、落ち着いて、こうやって望外の結果を残すのは大切だね。むしろ“アカン”からこそ守る物もないので、自分でイニシアチブを取って、タイムや順位だけでない「良い結果」を出す事で、次にも繋がるって事で。


あと話し変わるけど、ロッテラーの、知り合いからのオファーでも今GPのシートを蹴ってしまう、ってのも、ナカナカに良い判断だなぁ、と。
ロッテラーから見ると、FP1でペイドライバーを乗せるってのは、まぁチームは真面目にロッテラーで順位を獲りに行ってない、って事で。可夢偉と自分の立場が差し換わるだけなんで、いつ何時、自分が現状の可夢偉みたいな立場に追い込まれるか分からん。F1のシートとは言え、「スーパーフォーミュラ」や、何よりも「耐久」を割愛してまで、それに賭けるチームやクルマでは無い、って判断なんだろうな。


立場により、敢えて取って実を残す、ってのも正解だし、サッパリと蹴っ飛ばす、ってのも正解よなぁ、と。
や、個人零細自営業な俺からすると、「有るある」と言いますか「身に積まされる」と言いますか、「そうだよなぁ」と。

*1:ショップの馴染みがデカイ顔している、みたいな、そんなの。

*2:ビアンキにドライビング・ミスがあったとはいえ。