サドルを

交換した。
何か今まで使ってたヤツが壊れた破けた、とかそういうのでは無くて。
2、3年ほど死蔵状態になっている、小径レーサーの為に買ってあったパーツで。いい加減、レーサーの方も組上げなければならんのだが、色々、仕事の忙しさ加減のタイミングとかその他諸々の事情でいつの事になるのか分からない。だもんで、サドルだったら単体で今の折畳み小径車と差替えて試してみるのもいいな、と思ったもので。


と言う訳で、セライタリア MAX FLITE GEL FLOW → Fizik アリアンテ、へと交換。
並べてみてビックリ、MAX FLITEって一回りデカイねんな。平らな割に、内股に当たり易かったんだけど、全体が大きいからサドル中程のくびれ部分も太い、と言う事かもな。




で、最初のセッティングは、サドル水平、シートレールギリギリまでサドルを前に出す*1、という物に取敢えずしておいて、天気もあまり良くないし、サドル調整を目的に近場をウロチョロと走った。


むむ、サドルの尻への当たりが全然違う。GelFlowに比べて先細りでくびれ方が強いせいか、ペダリングがし易い感じだ。
しかし、腰掛け感が全然異質なんで、サドルが近いのか遠いのか、高いのか低いのか、前上がりか後上がりがいいのか、良く判らん。コレは意外。


あと、俺の経験のあるロードのサドルって、どれも横断面が太い物だったんだなぁ、と。
最初のレーサーについてきた“安ターボ”は論外なので置いておくとして、学生時代のエルゴ ロールス*2、そしてMAX FLITE GEL FLOWと。そう考えると細身と言うか、メジャーなサドルってアリアンテ*3が最初かも。


また、凹形状のサドルも初めてだな。上記2つのサドルは、基本形状は平らだからな。
しかし、凹形状のサドルは、あくまで自分にとってだが、コレという「当たりの角度」が判りにくい。ポジションの自由度も少なくなる感じだな。


定番のセッティングである、前後ピークが水平、のサドルの角度にしといて、そのままセンターに乗ると内股部分で体重を支える事になる。それだと内股に負担が来る結果になるので、坐骨をサドルの後の広い所に「刺さる」様にするのが吉か。その為には、ある程度サドルに馴染みが出来ないと坐骨が「刺さる」様にはならないから、ま、暫く乗るしかないか。




なんて事を考えながらウロチョロと走っていたんだが、次第に、サドル自体が低くて前過ぎで、やはり内股に体重が掛かり過ぎ、って感覚が。


そこで、1箇所づつ、サドルを前上がりにして体重の掛かりを坐骨の方へ寄せる、次に後に引いて、最後にサドル高を5mmほど上げて、と手順を踏んで調整したんだが、想像していた感じとどうも違う。
どんどん足が回らなくなって、希望の感覚から逆に遠のいていく感じが。


結論から言うと、サドルの座り心地を脇に置いておくと、フォームが全体的に「攻撃的」になり過ぎていた。前傾がきつくてサドルが高くて、というヤツ。これだとギアが回し切れない*4し、長時間*5持たないな、という感覚。
競技目的ならその姿勢で踏み切れるようにトレーニング、なんだが、別にレース目的で乗っている訳でないので、楽に気持ちよく走れるようにせんとな。
よって、少しづつ変更点を戻していったんだが、結局、適当にセッティングしただけだった最初のポジションの方が余裕があって、しかも重いギアを回せていたよなぁ。




ま、サドルに馴染みが出てくるまで「坐骨を刺す」ことを意識して、なるべく距離を稼ぐ、それまではアリアンテの真価は判らん、そういうこっちゃな。

*1:フレームのシート角度が寝ていて、以前のMAX FLITE GEL FLOWでも前に出していたから

*2:形はロールスと同じでも座り心地は「太い」感じだったのな

*3:や、アリオネの方がメジャーなのは判ってますよ

*4:普段通り回そうとすると、ギアがどんどん軽くなっていく

*5:と言っても2、3時間程度